広島の建築家 岩本秀三建築設計事務所のブログ

広島大学工学部客員教授に招聘して戴きました

令和3年7月より広島大学工学部客員教授に招聘して戴いた.今年の春近畿大学工学部
建築学科非常勤講師を退任して以来学生との交流と言えば,事務所に訪ねて来てくれる
大学院生から相談を受けることがあると言った程度で,これまでの日常的な学生との関
わりが無かったので久々に授業をとおして学生と交流出来る機会を与えて戴いたことは
たのしみと共に嬉しく思って居ます. 2021年6月30日 岩本秀三

2021年6月30日

今日は2021年6月10日木曜日です.

先日,小学校時代からの友人が,役所から看板取付箇所など安全点検報告をしなさいと
文書が届いたのだけどと相談があった.近年,台風など自然災害時に看板が飛ばされる
事故が頻繁に起きている.この事から今回の条例改正と同時に該当建物の管理者宛に
現状報告を義務づけたとある.結論からいうと,今回の場合は,報告義務に該当する
サイズでは無いので報告自体は不要となった.しかしこの機会に安全点検をすることは
重要です.たまには上を見ながら歩いてみよう.岩本秀三

2021年6月10日

フラッシュ ソフト

昨年末でフラッシュが使えなくなった.ソフトメーカーの対応が終了したためだ.
それに伴い私のWEBでは画像表示の出来ないページが大半となった.構成を更新す
る予定だが,その時期が何時頃になるのかは未定だ.訪問下さった方には申し分け
ないことです.もう少しお待ち下さい.

今日のニュースで,米国が日本の新型コロナの対応が遅れていることを理由に渡航
自粛を米国内に向けて発表した.残念でならない状況です.
岩本秀三 2021年5月25日

2021年5月25日

「家を建てる」と「家を買う」の違いについて

かつて自宅など新築するとき,「家を建てる」と表現するのが普通に使われてた.
最近よく耳にするのが,「家を買う」である.
「建てる」ことと「買う」ことでは,実質真逆の関係だ,家を買うという表現を
頻繁に見聞きし始めたのはいわゆるハウスメーカーの標準タイプ住宅を自宅用地
にどのタイプなら納まるか?ということを前提にその土地に入るプランを標準図
から選択したり,営業マンがこのタイプなら入りますね.と言った具合に商品と
しての住宅標準プランをすすめて,標準プランを「売る」と言う事からだ.

では,「建てる」という言葉を使う場合はどうなのか?,その場合,以前から住
んでいた場所に建てるのか,新規に用地を準備してその場所に建てるのかと言う
こと等の状況の違いがあるにせよ,「建てる」と言う事は,その関係性の整理か
ら始まる.それは,どの様な場所で,方位はどうか,道路との関係はどうか.周
りの環境とこの場所はどの様な関係性があるのか,といった周辺環境いわゆるコ
ンテクスト(場所の脈略)の読み取りから,建築主の要望とコンテクストとの関
係性を整理しながら,より快適な空間を追求し,建築主の想いを具体的に表現し
た結果として,場所と・建築と・そこに住まう家族・人がより快適な空間に住ま
うことを主目的に建築することで,これらの行為は前述の「買う」ということと
は全く前提としての次元が違うと言える.

建てると言う事は:コンセプトの整理と構築からはじまりそれを具体的に表現し
より豊かな空間を追求し住まうことをめざしている.

2021年5月21日 岩本秀三
広島の家
05

27

29

2021年5月21日

大学非常勤講師退任しました 2021・03

今年2021年3月末で1984年から36年間続けた母校・近畿大学工学部建築学科の非常勤講師を退任しました.
工学部が呉市から東広島市西高屋に移転してからも30年近くになる.その間今更だけど,学生指導を通し
て私自身の様々に勉強させて貰った.
異例なことに,2021.01.29最終特別講義をさせて頂いた,非常勤が最終講義とは聞いたことが無いのでと
辞退しましたが,学科長はじめ他の教員の方々からも是非ともと言われ承知した次第です.話しを戴いた
ころは講義室での最終講義だと思って居ましたが,新型コロナが予想以上に収まらず大学からはネットに
よるリモート講義でお願いしますと言われリモートだと全国の卒業生など関係者も参加できるので少々気
が重くなった.
そんなことで,講義というカタチを戴き近畿大学工学部建築学科開設時期から現在までの建築学科に於け
る変遷を,学生生活・建築学生の活動・設計授業とう記憶を整理しながら話させて戴いた.講義の大半を
学生生活・建築学生活動など現在の充実した非常勤講師体制を確立した経緯,特にゼミの教授で設計演習
授業の根幹を築く努力をされた澤登宜久先生の功績とその延長として早稲田から古谷誠章先生を講師とし
て迎えた経緯,その古谷先生が来たことでさらに充実した建築設計教育体制が強化されたことなどです.
最後にこの様な機会を下さった工学部・建築学科長はじめ教職員・わざわざこの為に大学まで来てくれた
卒業生代表・現役小川晋一ゼミ生一同並びに様々の方々から沢山の花束お贈り戴き有り難う御座いました.

最終講義・2021年1月29日00

最終講義・2021年1月29日04

最終講義・2021年1月29日01

非常勤年表

2021年5月20日

長く更新していませんが,

もう長い間更新していませんが,たまにのぞいてくださる方が居られるならば,失礼して本当に申し訳ありません.
最近は日々追われている状況で,更新する心の余裕と時間が作れません.近々再開いたしますので今後とも
よろしくお願いいたします.有り難うございました. 岩本秀三

2011年11月7日

東山慈照寺

先日,テレビにて東山慈照寺(銀閣寺)の特集を見ました.番組ではなぜ銀閣という名称なのかということと銀閣と月の関係という2つの事を軸に解説していました.

まず,なぜ銀閣かということですが一般的には金閣寺は金箔を貼った豪華な造りで,一方の銀閣は建設当初の記録が失われ,財政難からか銀箔を貼ることが出来なかったので”わびさび”のある渋い造りとなった思われています.しかし,番組内では解体修理により外壁にはミョウバンが混ぜ込んだ白土が塗り込まれ,更には彩色が施されていた形跡が見つかったとのことでした.このことで建設当初の銀閣は白土にミョウバンの結晶がきらめくまさに銀閣だったからだという可能性が高いことが証明されていました.

次に銀閣と月の関係ですが東山からのぼる月の出の方角を正確に計算して建物や池の石を配置,月の動きに合わて,銀閣の1層から2層,そして別棟へと延びる動線を計画し,また白砂を段形に盛り上げた銀沙灘や向月台が銀閣を月の光で演出している可能性をコンピューター解析することで,銀閣は月をテーマに計画していることを証明しました.

この番組を見て,表層の話だけでなく月という主題を緻密な計算により成し遂げているために存在に奥行きが生まれ長く人々を惹き付けてやまないのだと確信しました. (D.H)

2011年1月8日

何気ないけど

最近、筑摩書房から出版されている「新・物理の散歩道」を読んでいます.

内容は日常生活で何気なく見たり感じたりしている現象をロゲルギストと称する物理学者達がお酒を酌み交わしながら議論してスルスルと(と言ってもかなりハイレベルですが)紐解いていくといったものです.会の出席者たちが楽しんでいる様子がとても伝わって来るので,読んでいてもこちらまで気持ちが良くなります.

この何気ないけど実はすごい複雑な原理に基づいているということはデザインする上でも大切なのではないかと思います.これでもかと主張するよりも,紐解いてみるとこんな事になっていたんだみたいな懐の深いモノやコトをデザインして行きたいと考えました.

なんだか宮沢賢治の「雨ニモマケズ」みたいな感じに聞こえてしまいそうですが・・・.(D.H)

2010年4月12日

意味の無いもの

最近こどもが学校の勉強をなぜしなければならないかという疑問を投げかけてきた時にどういった受け答えをするかなとシミュレーションします.「お父さん,歴史だったり,因数分解や積分・・・がなんの役に立つのか?」「それは君,知識と教養の違いというものは云々・・・」というに.

世間一般ではお金にならない,なくても生活に困らないものは役に立たない=意味の無いものという即物的な考え方に支配され,すぐに結果や答えの出るインスタント化された情報ばかりが流布しているように感じます.人に対しても同じような評価方法を行う社会に組み込まれていると想像するとすごく窮屈に思います.そこから金の全能性や等価交換の原則を取り除いた時,なぜ意味が無いということを説明できないのではないかなと.意味の無いように思えるものをじっと我慢して見守ってやれる価値観を持った社会にシフトしていけばもう少し豊かな生活になるのではないのかなとこれらのことを通して考えました. (D.H)

2010年1月29日

わたし

はじめは鏡を不思議そうに見ていた子供が,鏡に向かって話しかけたり,裏に廻って人の存在を確認しようとしていましたが,最近では自分の姿と認識してきているようです.その姿を見て唯々可愛いなと感じていたのですが,このことは結構意味深い成長過程みたいです.

ある本に書いてあったのですが,人は自分の姿は客観視できないので,いわゆる「寸断された身体」のイメージの中で生きていて,鏡という他者をとおして自己の全体像を把握し,「わたし」を形成することで自我が生まれるそうです.このことを鏡像段階というみたいです.実態のない像をあてにしているわけですから,考えようによっては怖い気がしますが・・・.

この他者を通して自分を認識するという考え方はデザインをする上でも通ずるところがあると思うと同時に,生活の中の何気ないことが,切り口によってはとても意味深いことになるなと考えされられました. (D.H)

2010年1月19日
 

〒737-0051
広島県呉市中央5-12-28-502 I・FLAT→[Access]
TEL 0823-25-6633
FAX 0823-24-7779
URL http://www.iwa-architect.jp/
E-mail