Inter Arch Exhibition ’96
-hiroshima 10-
展覧会共通テーマ:SUPER TOILET ”公衆トイレの提案から都市の提案に向けて”
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多様な情報が一瞬にして世界を飛び交い時間という概念が崩壊しつつあるようにも思える現在,日常の活動を通して殆ど否応なく精神的・肉体的軋轢を無意識のうちに体内へ蓄積している.その様に蓄積したものを解き放つ場として私はこの「SUPER TOILET」を位置づけた.計画は,絶対的な質量をもつコンクリート塊あるいは岩塊に身をゆだねることが出来る窪みを刳り抜いた2種類のプロトタイプを用意し,それぞれ,場所により連続・不連続として点在させた.人はこの窪みの中の傾斜面に寄りかかるとき無意識にその質量を感じとる.同時に敷地にしつらえた水琴窟の音をかすかに耳にする. (岩本作品解説より)
参加建築家:有馬秀宣・岩本秀三・遠藤吉生・小川晋一・北野俊二・佐々木圭司・下田卓夫・西宮善幸・宮森洋一郎・渡辺武彦
岩本秀三建築設計事務所
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